ポジティブ心理学(Positive Psychology) と言葉の力

 はじめに

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私は幸福心理学が好きです。

その理由は、言葉の力を最大限に引き出す科学的な学問だと思うからです。

 

言語と相性がよく、私のモットーである「言葉と向き合う」にぴったりだからです。

 

「幸福心理学」に興味を持ったのは、べつに不幸せだったからではありません。

 

不幸せで、どうにか人生の希望をもちたい。

人生の生きる意味を知りたい。

幸せの意味を知りたい。

などのような切実な思いはありませんでした。

 

ある動画を見て、「幸福」について考えて自分の生活を見つめ直したいと思いました。

今では、「幸福心理学」は私の生活の一部となっております。

 

自分の語学学習や、ビジネス、あるいは人間関係についても

幸福心理学は私に良い影響を与えてくれます。

 

特に、「習慣」については、良い示唆を与えてくれました。

 

幸福心理学(Positive Psychology)とは

前向きな感情ポジティブな気持ちは、急には大きくなりません。

少しずつ増長していきます。

 

eye-flag.hatenablog.jp

 

彼によれば、その効果以下に示されます

 

○やる気が出て、モチベーションが上がる

○生産性が上がる

○人間関係が改善される

 

ポジティブ心理学の起源は、気持ちが落ち込んでいる人を助けようとか

ネガティブな感情に着目して生まれたわけでは、ありません。

 

むしろ、良いことに着目(うまくいっていることに集中)することによって

幸せの度合いをあげていきます

 

 

対話の重要性

例えば、セラピストやカウンセラーやコンサルタントなどに行くと

だいたい

「どんなことで悩んでいるのですか。」

「どんな問題があるのですか。どんなことを改善したのですか?」

と聞かれます。悪い質問ではないですが、十分でありません。

 

ポジティブな質問というのは次のようなものになります。

「あなたの人生の中でどんなことがうまく行っていますか。」

 

会社について質問するなら、

「会社のチームの中でどんなことがうまく行っていますか。

強みは何ですか。長所は何ですか。得意なことは何ですか。」

 

対話によって、相手の強みを引き出していきます。

具体的かつ詳細に。

 

それらの強みを土台にして、思考、行動していく

うまく行っていることの上に物事を構築して行くのです。

 

 

感謝を言葉にする

感謝日記は幸福心理学では代表的なメソッドかと思います。

毎日、感謝したことを日記に記していきます。

 

「会社の事務の人に感謝している」

 

次の日も、「会社の事務の人に感謝している」

ここで、疑問が出てきます。どうして感謝しているのだろう?

 

具体的に考えたくなります。「感謝」という気持ちがどこから来ているのか?

「電話を引き継いでくれるとき、お客さんに良い印象を与えてくれる。」

 

「取引先へもっていく資料を事前に準備してくれた」

 

何気ない日常が、小さな気遣いの連続によって支えられている。

私が好きな映画「ラブアクチャアリー」の冒頭に出てくる、

 love actually is all around

 

www.sunafuki.com

 

日常には愛が溢れている。愛を求めて疲れきってしまうなんて馬鹿馬鹿しい。

愛はどこにでもある

 

幸福心理学は、日常の何気ないものは

実は愛によって成り立っていることを教えてくれます。

 

 

対比

先ほども、言及しましたが、ポジティブな感情を最大限に生かすということは。

決して、ネガティブな感情から逃げるわけではありません。

 

強みを行かして、弱みに対処する。

マーケティングの競争戦略のSWOT分析のようですが。

 

www.innovation.co.jp

 

コインの表裏のように、弱みがあるからこそ強みがあるのです。

そういう対比が幸福心理学にはたくさんでてきます。