はじめに
今回は、大学入試・TOEIC受験対策用に、英語リーディングおすすめ教材を10シリーズ紹介していきます。英語のリーディング力を付けるには、英文解釈の力、パラグラフリーディングの知識、そして演習が必要になります。ぜひこらから紹介する教材で英語リーディング力を高めてください。学習チャートも 参考にしてみてください。
英文解釈
★英文読解入門 基本はここだ
★基礎英文解釈の技術100・英文解釈の技術
パラグラフ・ロジカルリーディング
★英文速読のナビゲーター
★パラグラフリーディングのストラテジー
★横山ロジカルリーディングシリーズ
長文読解演習
★英語長文PREMIUM問題集
★ココをみよ!TOEIC Test リーディング
★TOEFL テスト iBT リーディング 実践編
★TOEFL テスト 完全攻略 リーディング
アプリと一緒に活用すれば効果抜群かと思います。
参考にこちらも。
最後の総仕上げに
英単語の対策はこちら↓↓
英作文の対策↓↓
スピーキング力の向上↓↓
- 学習チャート
- 「英文読解入門基本はここだ!―代々木ゼミ方式 改訂版」
- 「基礎英文解釈の技術100」
- 「西きょうじの英文読解+英単語―リーディング&ボキャブラリー」
- 「英文速読のナビゲーター」
- 「英語長文読解の王道 パラグラフリーディングのストラテジー」
- 「横山雅彦ロジカルリーディングシリーズ」
- 「英語長文PREMIUM問題集 Standard」
- 「ココを見よ!TOEIC Testリーディング」
- 「TOEFL テスト iBT リーディング 実践編」
- 「TOEFL完全攻略 リーディング」
学習チャート
「英文読解入門 基本はここだ」
文法を一通り学習し終えたら「英文読解入門 基本はここだ」英文解釈の基礎固め。
本書は薄いので、必ずやりきりましょう。
↓
「基礎英文解釈の技術100」・「英文解釈の技術」※難関大学向け
英文読解の全体像が見えてきたら「基礎英文解釈の技術100」で解釈のテクニックを。
難関大学や各種検定試験で高いレベルを目指す場合は「英文解釈の技術100」が必須。
ここまでが英文解釈。
↓
英文をパラグラフ単位で解釈する練習に移ります。文全体を読む抵抗をなくすために
「西きょうじのリーディング&ボキャブラリー」で音読しましょう。
ついでにボキャブラリーも増加。やり終えたら相当の自身が付きます。
↓
「英文読解のナビゲーター」
「英文読解のナビゲーター」を読んで、英文の読まれ方を学ぶ。
ここで本書を完璧に理解する必要なし。英語ができる人の英文解釈を知る。
最終目標を最初に知るような感覚です。
↓
「パラグラフリーディングのストラテジー」
いよいよパラグラフに突入し。「パラグラフリーディングの外らテジー」のテキストを
何度も読み込む。本書に記載されている、テクニックはどれも必須。
↓
「横山ロジカルリーディングシリーズ」
パラグラフリーディングのイロハを一通り学習したら、横山ロジカルリーディングに。
今度は、パラグラフを越えてエッセイ全体をどう論理的に読んでいくのか学習。
論証責任を負う想定的形容詞や助動詞の知識は必須。
↓
長文読解演習
「英語長文PREMIUM問題集」
「ココをみよ!TOEIC Test リーディング」
「TOEFL テスト iBT リーディング 実践編」
「TOEFL テスト 完全攻略 リーディング」
最後は、目的別に学習した、英文解釈・パラリー・ロジリーの知識を活かし
目的別に学習を進める。
最初はこれまでの読み方と異なるので、時間がかかったり戸惑います。
ですが、それは頭の使い方が変わっている証拠です。
「なんとなく」から「主体的に読み解く」ことができるようになっている証でしょう。
TOEIC Test リーディング教材以外は、CD付きのものを選定しました。
「英語長文PREMIUM問題集」は大学入試に向けアカデミックな長文を集中的に演習。
「TOEIC Test リーディング」はエッセイの内容のバランスが良い。
「英文読解入門基本はここだ!―代々木ゼミ方式 改訂版」
英文読解の基本とは
英文を、SVOCやSVOOなどの構造として捉えることができる力。
節や、目的語、修飾語などを意識して読める力。
英文の骨組みを抜き出すことができる力。
この三つではないでしょうか。
本書は、その基礎作りにはうってつけのテキストです。
例文も分かりやすく、高校一年生でも読破できる内容です。
文法を一通り学習したら、本書から英文解釈をはじめてみることをおすすめします。
主述関係を明確に抜き出せるように(準動詞)
↓
修飾関係、どこに、何が修飾されるか明らかにする(SVOCの仕組み)
↓
かたまりの節を抜き出す。
この3stepができるようになれば、英文読解の基本はマスターしたことになります。
「基礎英文解釈の技術100」
実際の入試基礎レベルの構文を使って、英文解釈の技術を取得していきます。
英文解釈には、テクニックが必要です。
自分で勝手に、解釈することはできません。一定のルールが合って、
それに従って構文を分解する必要があります。
本書は見開きで、問題、単語の解説、日本語訳が載っていて
ビジュアル的に学習しやすい構成になっています。
難しい単語は解説されているので、辞書を引く必要がありません。
過去の項で学習した内容に触れると、
~項で学習したと体系的に学べる工夫がされています。
100の技術を取得すれば、かなりの自信になります。
CDは最後の復習用として使うことをおすすめします。
音声を聞いて、自分で構文を説明できるのか。
実際に音読して、即座に意味を思い浮かべることができるのか。
何度も繰り返して、当たり前の知識になっていれば、
本物の英文解釈力が付いたと言えるでしょう。
難関大学を目指す方や、構文解釈の知識をマスターしたい方標準編にも挑戦
してみてください。
「西きょうじの英文読解+英単語―リーディング&ボキャブラリー」
「基本はここだ!」をひと通り終えた後に、構文知識を固めつつ基礎単語を増強したいような段階でつかうと学習効果が高いと思います。
100〜150語から構成される50文が掲載。
文法説明、構文解説、ボキャブラリーの解説。
CDも付属で、この一冊で英文解釈に必要な知識を網羅することができます。
音読教材としても、ぜひおすすめしたいです。
私がこれまで一番愛用したテキストです。
理由は、文章が平易でこれまでの文法、英文解釈の知識を無理なく定着できる点。
さらに、ボキャブラリーの解説が充実している点。
本書を、ぼろぼろになるまで読み込み
何度も音読することが構文理解の近道ではないかと思います。
「英文速読のナビゲーター」
対比、譲歩などの構造から英文を推測、
接続詞をたよりに前後の構造を予測するなど、
英文読解を俯瞰的に見ることを目指します。
解説の難易度は高く、
このように、「俯瞰的に英文が見えてくるようになるのがゴール」
という目標を示してくれます。
本書を読破すれば、英文を見る目が変わりますが、
筆者のような英文を的確に分析する力は、すぐに養うことができません。
単語や熟語を闇雲に覚えても、
難解な長文や抽象度の高い文章は残念ながら読むことができません。
本書を通して痛感します。
「譲歩⇒逆説⇒主張」といった論理展開に着目することや、
文章の形式、型から内容を推測していく。
このような読み方は万能ではないが、大学入試や論説文で効果的。
私も現代文の読み方とリンクさせながら
形式が細部に与える影響力の大きさを痛感しました。
「英語長文読解の王道 パラグラフリーディングのストラテジー」
英文読解のナビゲーターよりも、より論理を意識するためのノウハウが
細かく整理されています。
ポイントは、「ディスコースマーカー」を頼りに前後関係を読み解く。
具体と抽象を意識しながら、先の展開を予測する。
解法のストラテジーとして、実際の問題「内容一致問題の間違い選択肢の作り方」や
「説明問題の解き方」「要約問題の解き方」に落とし込まれているので説得力がある。
指示語や接続詞から文の展開を予測・把握する手法は、あらゆる場面で生きてきます。
「横山雅彦ロジカルリーディングシリーズ」
パラグラフリーディングを一つのストーリーとして理解できます。
一つの英文には、クレーム(主張)があります。
そろが△ロジックによって論証されます。
クレーム(claim):筆者の主張・意見(論証責任を伴う)
データ(data):クレームが正しいことを裏付ける事実・具体例
ワラント(warrant):データを挙げる根拠
クレーム(claim)になりうるものは、相対的な形容詞(goodやeasy)
あるいは助動詞など。そのクレーム(claim)に対して、how and why?という形で論証。
横山雅彦ロジカルリーディングの骨格です。
実況中継シリーズは、こちらの理論を徹底的に解説していきます。
一方、「横山雅彦の大学受験がロジカルに読める本」は、文法や構文の解説も充実。
ですが、肝心のロジカルリーディングの解説は実況中継シリーズには及びません。
「英語長文PREMIUM問題集 Standard」
英文解釈の技術を取得して、ロジカルリーディングのノウハウを学んだら、
後は良質な長文たくさん触れることが大切です。
本書は大学入試の過去問から、アカデミックの領域に達する英文だけを抜粋しており
安心して問題演習をすることができます。
英文にSVOCなどの構文の記載があるので、英文解釈の復習にも最適です。
付属CDを使って、音読やシャドーイングをすることで、さらに知識が深まります。
レベルの高い長文が20用意され、集中的に長文演習ができるのが嬉しいです。
「ココを見よ!TOEIC Testリーディング」
2006年発刊の、少し古いTOEICテストリーディングの参考書ですがおすすめです。
TOEICリーディングに必要なボキャブラリーの対策になります。
手紙、記事、広告など良質な問題がバランスよく配置されていて、
目の付け所が簡単に説明されている。
パラグラフリーディングは、一見アカデミックの文章にしか応用できない。
そう思うかもしれませんが、決してそうではありません。
手紙や記事も、ある読者を想定してそこには、ある一つの主張が必ずあります。
そして、そこにはある一定のルールがあって、読み手を意識して構成されています。
一定量の長文を読むことで、自然と書き手とキャッチボールができるようになります。
アカデミックな英文を読むのに疲れてしまったら、ぜひ本書に取り組んでください。
「TOEFL テスト iBT リーディング 実践編」
本文に、すべて日本語訳が付き、CDも付属されているので
TOEFLのリーディング初心者にはおすすめのテキスト。
長文の内容は、実際の問題よりも少しやさしく比較的解きやすいです。
エッセイは論理的にしっかり構成され、パラグラフリーディングの読み方も応用可。
気になる箇所があれば日本語訳に戻れ、安心して学習することができます。
本文の音声を収録したCDが付属されているので
音読を通して知識の再定着化をはかることができるでしょう。
「TOEFL完全攻略 リーディング」
パラグラフリーディングの読み方と、スキミングやスキャンニングとった
速読の読み方が融合され、より実践的なテキストに仕上がっています。
それによって、本書にもあるように、実際のアメリカで大学生活を送る際に必要な
リーディング力を身につけることができます。
本書は、TOEFLのリーディング問題を読むための戦略を教えてくれます。
よく考えてみれば、私たちもある文章を読むとき、読み方の戦略を立てます。
文章の特徴を把握して、どこに大切なポイントがあり、どこに要約があるのかなど。
速読やパラリーの知識は必要ですが、すべてを読むのに万能とは言えません。
それぞれの状況や、エッセいの種類によってまず戦略を立てる必要があります。
そうすることで、初めてそれらの知識が活かされるでしょう。