元国語教師が「言語」と「英語」を考えるブログ

「言葉」との向き合い方、 英語学習、スペイン語、マーケティング、ポジティブ心理学について考えていきます!

【徹底解説】「キクブン270」のレベル・使い方  小嶋利良氏の構文学習への思いが詰まっています!!

 はじめに

キクブン270の写真

今回は「キクブン270」を徹底解説していきたいと思います。「キクブン270」のレベルと使い方を中心に説明していきます。「キクブン270」には小嶋利良氏の構文学習への思いがたくさん詰まっています!!。

 

まずは、著者の小嶋利良氏の構文学習への思いを紹介していきます。小嶋氏の構文学習への思い、どこら辺がポイントなのか?これを最初に理解しておけば、スムーズに学習をスタートさせることでできます。次に、「キクブン270」のレベル・対象者を簡単に解説していきます。それらをざっと終えたら、学習の進め方を丁寧に解説していきます。効率よく継続して学習できるには?というポイントを重視して、5つのステップになりました。最後に、私の個人的な「キクブン270」の活用法を紹介致します。

 

「キクブン270」の最大の魅力は、構文の知識を270の例文を通して、完全に網羅できるところです。270の構文は9つのパートごとに整理されているので、知識の体系化もしやすくなっています。構文学習の初心者の方にもオススメです。

 

 

小嶋利良氏の構文学習への思い

著者は高校時代、英語の授業で毎回、5分の構文テストがあったようです。その構文テストは何度も何度も繰り返され、苦労した経験があったようです。高校一年から二年までみっちり構文学習を続けた結果、受験期を迎える頃、ある変化に気づいたようです。構文集の例文がまるごと頭に入っているという現象でした。

 

構文を覚えたことによって、英文の読解や英作文のハードルが下がったようです。つまり、構文がインプットされているので、難解な英文も怖くなく、英作文も構文の知識を使えば比較的簡単に分を組み立てることができるようになったそうです。

 

構文を暗記することを通して、英語の総合力が上がったという経験を読者に伝えかったのではないでしょうか。筆者は闇雲に構文を学習して辛かった経験を活かして、「キクブン 270」に、無理なく・効率よく・モチベーションを維持させてくれる工夫がたくさんあります。ぜひ著者を信じて学習を進めていきましょう。

 

無理なく→1日5構文、二ヶ月で大学受験に必要な270構文をマスター

効率よく→「耳」と「目」をフル活用して覚える

モチベーションを維持→生活スタイルで選べる3つの「学習モード」

 

 

キクブン270のレベル・対象者

過去の入試問題やセンター試験問題に基づいて選定した構文は、基礎・標準レベルから難関大学志望者まで、幅広い層の人たちの英語の土台固めに効果的です。

 

 「キクブン270」のレベルは高校1年~3年生の構文知識。基礎・標準レベルから難関大学を目指す人まで幅広いレベルに対応していると言えるでしょう。社会人の方でも、高校卒業レベルのTOEIC600点程度の力があれば十分対応できるようです。

 

「キクブン270」では、過去のセンター試験や入試問題を分析し、出題される可能性の高い構文を厳選しました。英文解釈だけでなく、長文読解や英作文、文法問題にも威力を発揮します。

 

「キクブン270」の学習の対象者は、構文の知識を身につけたい人だけにはおさまりません。長文読解や英作文の力を伸ばしたい人にもオススメです。個人的な経験で言えば、英作文を組み立てるのに「キクブン270」の構文の知識は威力を発揮します。

 

学習方法

 9つのパートのメッセージをよみとる

まずは、学習をスタートする前に、全体のパートをざっとながめてみましょう。それぞれの章にはタイトルが付けられています。それぞれの学習のポイントを意識して学習を進めるようにしましょう。「セルフチェック」を用意したので、Partが終了したら、各項目の質問に答えられるか自分でチェックしてみましょう。いよいよ5ステップの学習に入っていきます。

 

Part 章のタイトル 学習のポイント セルフチェック
1 itでまとめて表現する構文 形式主語・目的語 It がそれぞれ何を指し、どんな働きをしているか。
2 英語の発想で組み立てる構文 無生物主語・関係詞 自然な日本語に訳せているか。
3 動詞の文の形が決まる構文 知覚・使役動詞 動詞を見て、構文を予想できるのか。
4 名詞で意味のまとまりを作る構文 名詞句・名詞節 名詞句・名詞節を見つけ、意味のまとまりを把握できるか。
5 感情の彩りを添える構文 助動詞・強調構文・倒置構文 それぞれの構文を使う状況をイメージできているか。
6 時空を旅する構文 仮定法 構文のパターンと意味を覚えたか。
7 比べて表現する構文 比較表現 似通った比較表現の微妙な違いを理解できたか。
8 部分と部分をつなぐ構文 接続関係・分詞構文 紛らわしい表現を頭で整理できたか。
9 表現にバリュエーションをもたらす構文 不定 目的・程度・結果の用法の不定詞を理解できたか。

 

見開きのページはこんな感じです↓↓

キクブン270のテキスト

 CDを聞きながら意味を確認

  まずは付属のCDを聞いて、見開きの左側のページを使って構文の意味を確認しましょう。なぜこの意味になるのか、構文の解説を読みこもうとしないことがポイントです。自分にあまりプレッシャーをかけず、「気楽に学習を始めよう」という感じです。CDを聞きながら「こういう構文もあるのか」ぐらいで結構でしょう。

 

 CDに併せてシャドーウィング

  ざっとCDを聞いて意味を確認したら、音声に続けてシャドーウィング(CDの音に続けて英文を音読)して見ましょう。目標としては、シャドーイングをしながら英文の意味が同時に理解できるようになっていることです。自然に音読できるようになるまで何度も繰り返し練習しましょう。

 

 構文の音読

  CDの音声に続けてシャドーイングができるようになったら、今度は自分で構文を音読してみましょう。意味を理解できているのはもちろんですが、イントネーションや発音を意識していきます。発話者の気持ちになりきって大きく声を出して練習するのがポイントです。

 

 構文を使って自分で作文

  少しアウトプットを意識したトレーニングに入ります。ポイントは完全に0から構文を作ろうとしないことで、まねるのが大切です。例えば、

 

  It is very kind of you to worry about me, but now I’m all right.

    (私のことを心配してくれて、本当にありがとう。でも、私はもう大丈夫)

   ↓

  It is very kind of you to hele me.

    (私のことを助けてくれてありがとう)

 

 というように、すでにインプットした構文を活かして、動詞や名詞の一部分を変えて自分のオリジナルの構文を書き出してみましょう。これを繰り返していけば構文の知識がさらに定着して、英作文の力も伸びていきます。

  

 復習に構文の解説をさらっと読む

 構文の知識がある程度定着して、自信がついてきたら見開きの右側の解説を読んでいきましょう。構文の理解がさらに深まっていき、知識の定着がさらに深まっていきます。

 

 Review問題を解く

  最後の総仕上げに、各パートの最後にあるReview問題で構文が頭に入っているか確認しましょう。必ず満点が取れるまでやりましょう。Part2,3と進んできたら、定期的に戻って知識が抜け落ちていないかの確認にも重宝します。なお、余力がある場合はCheck4の実践問題にトライしてみましょう。ただ、このパートは飛ばしても大丈夫かと思います。

 

 Atsuさんの動画も参考にどうぞ↓↓

www.youtube.com

 

 

キクブン270をライティング力の強化に活用

英語のライティング力の強化には単語や文法の知識も必要ですが、構文の知識があれば短期で飛躍的に伸ばすことができます。私自身IELTSのライティングのスコアが伸び悩んだ時期がありましたが、キクブン270の構文を繰り返し学習した結果目標のスコアを獲得することができました。IETLSのライティングで高スコアをとるポイントは三つあります。

 

1設問に対して的確に自分のアイデアを述べる

2構成を意識し、自分の主張を具体例や証拠を挙げながら的確に記述する

パラフレーズを意識しながら、簡単なlike,thinkなどの語彙の使用を避ける

 

構文の知識を使うことによって、自然と構成が意識され、簡単な表現の重複を避けることができます。原因と結果を表す構文や、二つのものを比較する表現などを的確に使えば、論理的な主張を展開することが可能になります。270の構文が頭に入っていれば、多様な表現を使いこなすことができ、採点者に語彙力をアピールすることができます。