元国語教師が「言語」と「英語」を考えるブログ

「言葉」との向き合い方、 英語学習、スペイン語、中国語、マーケティング・コミュニケーションについて考えていきます!

英文読解入門基本はここだ!―代々木ゼミ方式 で基礎読解力を!!

 

 

英文読解入門基本とは

代々木ゼミナール西きょうじ氏が手がけた英文読解の入門書である。英文読解と言っても、いきなり長文読解を解説するわけではない。文法の基礎事項をつかって、構文をどう解釈するのか、50の比較的短い英文を使って丁寧に解説。想定のレベルや学習の注意点などを以下で紹介していきます。

 

 

想定のレベル

IELTS5.5のスコアを想定しているため、基本的な高校英語の文法は一通り学習を終えているかと思います。不定詞、動名詞、時制などの基本事項は本書を読み進める前に復習することをオススメします。本書は、文法の知識を使って本文をどう読むのか、解釈するのかを丁寧の教えてくれるテキストです。

 

もし、少しでも不安があれば文法書に戻って、自信が付いてきたら本書に戻るのが良いでしょう。文法を使って、具体的に英文をどのように読み進めてよいのか分からない人や、構文をあいまいに解釈することが多い人にはオススメの参考書です。

 

 

構文のとらえかた

本書で学習するのは、構文のとらえかたである。SVO,SVCを基本に主語述語を判別し、修飾関係を明らかにする。準動詞→五文型→節→比較→他の順にポイントをしぼって解説されています。

 

「この単語がこの単語に係っているから~になる」「この単語は形容詞だからで~に訳す」というように、「何となく」ではなく「しっかり」英語を読み進めることができるようになります。

 

 

学習の際の注意点

注意していただきたいのは、本書の学習を通して「しっかり」英語を読み進める癖が付いてはいけません。一見矛盾しているようですが、「しっかり」英語を読もうとすればできるが、それをリーディングでは実践してはいけないということです。

 

50の英文の構文の構造を頭にたたきこみ、自分でそれを再現して説明できるようになるまで定着させていきます。音読を繰り返し英文を声に出しながら、さきほど再現した知識を同時に確認。本文を何度も読み直し復習。英語構文を学習すると、英文を読むスピードが自然と遅くなるかもしれません。だからと言って、英語構文を学ぶべきではないと思います。

 

ただ、その型にこだわりすぎると肝心の英語らしさであったり、瞬発力が失われかねないということです。私のオススメの勉強方は、このテキストを徹底的に頭の中にたたき込み、潜在意識の中に定着させます。そうすることで、自然と無意識に英文を正しく、正確に読めるようになってきます。

 

 

次のステップ

英文読解入門基本を完璧にマスターしたら、姉妹編の『ポレポレ英文読解プロセス50―代々木ゼミ方式』に進むのも良いと思います。しかし、こちらはレベルがかなり高く挫折してしまう可能性もあります。知識としてはどれも構文理解には必要ではあるが、潜在意識の中に定着させるほど甘くはないものもたくさあります。

 

ですので、このテキストの内容まで完璧に定着させる必要は現時点ではないかもしれません。入門編の内容を繰り返し復習し、余裕がある人は姉妹編を見ながら、「こういう知識も必要なのか」「こういう風に理解すれば良いのか」という風に読み物としてとらえれば良いでしょう。

 

 

最後に

構文の学習は、私の経験からすると一番難しいです。というのは、学習の過程で過去の自分を否定しなくてはならないからです。あるいは「なんでこんなことも理解できないのだ!」と自分を責めたくなります。ありのままを受け入れる、こういう風に理解すれば良いのね。そんな風に、素直な気持ちでリラックスして頑張っていただきたいです。