元国語教師が「言語」と「英語」を考えるブログ

私の「言葉」との向き合い方、 IELTS対策の参考書、英語学習のテキストなどを紹介しています!

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『Timed Readings』 (Edward Spargo著)で速読トレーニング! ポイントはスキミングとスキャニング

 

Timed Reading

速読を身につけるためのマニュアル本は数多く存在するが、実際に大量の英文を読んでトレーニングできる教材は少ないのが実情です。Timed Readingは洋書ではありますが、対象年齢は10歳程度を想定しているので文章はとても分かりやすいです。

 

1つの教材に50のエッセイ。テキストの後ろに正解数、理解度、タイムを記入する表があり、具体的な数値で今の自分の速読力が分かります。

 

 

速読力の向上

日々継続していると、自ずと進歩しているのがわかりますし、やる気も出てきます。ですので、必ずタイムウォッチなどで時間を測り、目安の時間内で解いていただきたいです。最初は時間内に読めないかもしれませんが、要領をつかんでくれば案外こんなものかと思えるようになってきます。

 

また、急に点数が落ちてきてもがっかりしないことも必要です。その原因はテーマごとの語彙力のばらつきがあるからです。例えば、科学関係のエッセイが苦手であれば、それに関連する語彙を覚れば良いだけのことです。

 

 

必要な情報を読み取る

本書でのトレーニングで気づくことは、目安の時間で本文を読むためには大学受験英語の読解のスピードでは歯が立たないことです。それを実感して、英文に対する向き合い方を変えなくてはならないということです。構文の構造を理解して、逐次日本語訳にしていては到底間に合いません。

 

そこで、速読のテクニック(スキミング・スキャニング)が必要になってきます。あるいは、段落のトピックセンテンスを見つけることや、本文の最初の段落と最終段落を先に読むなどです。必要な情報を読み取るという意識が大切です。

 

 

 スキミング

skimming(スキミング)とは、本文の大意をつかむテクニックです。たしかに本文を頭から終わりまでじっくり読めば、本文の内容は理解できます。しかし、限られた時間の中でそうはいきません。したがって、時間を短縮できるskimming(スキミング)が必要になってきます。

 

 私のskimming(スキミング)の方法をここでは紹介していきます。まず、最初の段落を一気に読みますそこで、筆者の主張のテーマを把握し、論の展開の予測をします。次に、最後の段落を読んで、結論や帰結を確認します。最後に、各段落のトピック・センテンス(最初の一文)にアンダーラインを引きながら、本文を読んでいきます。この3点を確認するだけど、本文のおおよその内容がつかめます。

 

 

スキャニング

スキャニング(scanning)とは、ずばり必要な情報だけを本文が読み取る技術です。限られた時間の中で、設問の答えを探し出すためには必要なテクニックです。まず、スキミングをするためには、設問で何が問われているのかチェックします。人・場所・時間・方法などの疑問詞をアンダーラインなどで引くとよいでしょう。その次に、その疑問詞を頭の中に留めながら、該当の項目を探し出していきます。

 

 スキャニング(scanning)には他にも高度なテクニックが存在しますが、これを実践するだけで設問を解くスピードが上がっていくはずです。

 

 

質の高いエッセイ

この教材のもう1つのオススメポイントは、その英文の内容の面白さである。毎回楽しく読むことができ、モチベーションも維持しやすいです。さらに、レベルも細かく分けられているので同じ時間で読めるようにするには、速読の精度を上げていかなくてはならなりません。

 

したがって、レベルが上がって同じタイムで読めるということは、必然的に速読のレベルが上がっているということです。そういった点で、本書はかなり完成度が高いです。

 

 

最後に

洋書には少し抵抗があるという方は、『キムタツ式英語長文速読特訓ゼミ』もオススメしたいです。こちらもレベル別で、 基礎レベル編、センターレベル編、難関レベル編と基礎レベルからトレーニングすることができます。

 

大学受験用のテキストではありますが、一般の英語学習者にも十分対応できると思います。本書はスキミングとスキャニングに加え、オンドク(音読)の3ステップを基本に,長文をいかに速く読み,設問にいかに速くかつ正確に答えるかを目指します。