元国語教師が「言語」と「英語」を考えるブログ

「言葉」との向き合い方、 英語学習、スペイン語、中国語、マーケティング、ポジティブ心理学について考えていきます!

∞生徒から教えられた、英語も日本と同じ言語だという気づき∞

 

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生徒からの教え

私は、以前高校の現代文の教師を務めていました。高校3年生の担任として、生徒の大学進学指導に没頭していました。進路指導の仕事として、生徒の公募推薦やAO入試のための志望理由書や自己PR書の指導があります。

 

夏になりますと、毎日のように生徒と対面し、生徒の思いをヒアリングしていきます。そして、受験校が固まったら、書類を作成しなくてはなりません。公募推薦やAO入試の合否のポイントは志望理由書やPR書がしっかり書けているか。ですので、それらは重要な仕事になります。

 

生徒と二人三脚で、将来大学で学びたいこと、志望した理由、抱負などを書き出していきます。ほとんどの生徒は、思うように自分の思いを整理し、言語化することができません。ですが辛抱強く、質問を投げかけたり、言葉を言い換えてあげたりします。そうすると、生徒も自分の思いが言葉にのるようになったと実感し、諦めずに続けてくれます。書類を書き終えたときは、とてつもない達成感を得ることができます。

 

そこで気づいたことは、苦労して自分の言葉で「自分の気持ち」や「自分の思い」を伝えることができるようになった生徒は、その後の学校生活も前向きに目標に向けて努力することができたことです。生徒の表情や明るくなり、何事にも積極的に行動するようになったと思います。とにかく、以前よりも幸せに学校生活をおくるようになったのではと。

 

 

「言語」は人を自由にさせる

だから、言葉って本来自分の自己実現を助け、自分をもっと自由にさせる素晴らしいものだと改めて感じました。現代文教師として「言葉」の魅力や大切さを理解していたつもりでしたが、私は「言葉」は読み解くものだという受身の意識が強かったように思えます。

 

「言語」というものは、読み解くことも確かに大切ですが、それをアウトプットすることによって、最大の効果を発揮するのではないか。インプット・アウトプットを一緒に考えなくてはならない。生徒から大切なことを教えてもらいました。

 

その発想は、「英語」も同じはずではないか。私の英語学習を見直すきっかけにもなりました。

 

生徒と同じように、英語で「自分の気持ち」や「自分の思い」を伝えることができるようになれば、私自身も前向きに目標に向けて努力することができる。もっと幸せに生きるようになるのではないかと。

 

 

私の新しい英語との向き合い方

それから、私は英語を使ってできるだけ「自分の気持ち」や「自分の思い」を伝えるように努めました。自分の思いが相手に届かなかったときはとても悔しかったです。何度も表現を見直したり、自分で伝え方を工夫したり。苦労を経て、自分の思いが言葉にのるようになった時はとても嬉しかったです。英語を通して、自由になっていく感覚を味わうことができるようになりました。

 

実のところ、英語の読解問題を解かなければならない。文法を覚えなければいけない。単語を覚えなければならない。などの、「しなければならない」が私の英語との向き合い方でした。外からの要求にこたえるために、義務を果たしているような状況でした。

 

たしかに、やっている作業は明確で、達成感などはあったかもしれません。ただ、英語を通して、自由になっていくという感覚は全くありませんでした。そこには、ただ問題を解けたという一時的な達成感しかありませんでした。

 

一時的な達成感という目先の報酬を一度放棄して、自由を求めるために行動する。そう決意をしました。「伝えることに全力になる」「伝えることに妥協しない」「フィードバックを受け入れる」という3つの姿勢をもって英語と向き合う決意です。いずれも、私が生徒から教えられたものです。