元国語教師が「言語」と「英語」を考えるブログ

「言葉」との向き合い方、 英語学習、スペイン語、マーケティング、ポジティブ心理学について考えていきます!

∞私が信じている言葉の3つの力∞

 

 

はじめに

私はどんなに辛くても、人生が思うようにいかなくても言葉だけは自分を裏切らないという信念がありました。この信念がどこから来たのかは分かりません。ただ、どういう理由でそう信じているのか少しずつ分かってきたように思えます。言葉は私にとって、まだまだとらえどころのないものです。ですが、私はおおよそ言葉の3つの力を信じています。どれも私が助けられた3つの力ですので、もしかしら他の方々にも、その効力が発揮されるのではないかと思います。

 

 

今の自分を教えてくれる

 

自分の立ち位置

言葉は今自分が立つべき場所、今自分がどこにいるのかを教えてくれるのではないかと思います。日々の生活に追われていると、自分がいったいどこにいるのか分からなくなることがあります。日々やるべき仕事に追われてしまうと、自分がどこに進むべきかもさっぱりわからなくなります。そんな時に、言葉を記述することで、自分がどのように生きてきたのか、将来どのように進むのかが明確になってきます。イメージとしては過去の経験と、未来のイメージによって、自分の立ち位置が一点に指定されるような感じです。

 

過去の振りかえり

そのためには、まず過去を振り返る必要があります。今の自分は過去のどのような経験によって成り立っているのか、あの経験があったから今この仕事をしているとか。あのときの思いを今もずっと心に秘めているのなら、それをノートに書き出してみましょう。あいまいな気持ちや、もやもやしたことがあるのなら、なぜそう思うのかを突き止めてみるのも良いと思います。いやいや、今の自分は自分が記述できない偶然によって、成り立っているかもしれないと考える方もいるかもしれません。ただ、なにかの思いや、経験、出会い、悔しさ、憧れなど必ず何かの要素が今の自分に少しばかりかは影響を及ぼしているはずです。それをできるだけ詳細に書き出してみることをおすすめします。

 

未来のイメージ

それができたら、今度は自分の未来をイメージしてみましょう。今の生活を続けたらこのような未来がまっているはずだ。もっとこういう人間になりたいな。こういう経験をしてみたいな。できるだけ具体的に書き出してみましょう。未来の理想が難しいのなら、こういう未来にはなりたくないなというネガティブなことでも良いかもしれません。仕事の目標でも、プライベートで成し遂げたいことでも良いでしょう。できるだけたくさん書き出してみましょう。過去の経験と、未来のイメージを書き出すことで、「こういう経験をした自分はこういう未来をイメージしているのだ。」今の自分が見えてきます。

 

今の自分と向き合う

現在進行形で生きている自分は、なかなか今の自分と向き合うことが難しいのではないでしょうか。立ち止まって考えることがなければ、自分と正直に向き合う準備すらできないと思います。日々の仕事や学業に追われ、一息ついて後ろを振りかえり、未来をイメージする余裕がないかもしれません。ですが、言葉は正直に自分の気持ちを受け止めてくれると思います。どんなに落胆したときでも言葉は自分のことをわかってくれると思えば、どんなときでも安心できるのではないでしょうか。

 

 

人と今を共有できる

 

気持ちが通い合う喜び

人と繋がることができる方法は、今の世の中ではたくさんあるかもしれません。特に、ネット上ではSNSを介して、簡単に人と交流ができます。ネット上でチャットをすれば、言葉で人と繋がれるという感覚は私たちが普段からもっていると言えるでしょう。ですが、「自分が生み出した言葉や文字によって相手と繋がって、気持ちが通い合う喜び」をどれぐらいの人が日々意識してるのか疑問が残ります。

 

イメージの共有

ところで、誰かと一緒に時間を過ごすときに、改めて今の気持ちを表現するのは本当に難しいです。「あなたと一生に過ごせて楽しかった」「今は本当に嬉しい」という言葉は、かなり便利すぎて、今この瞬間を表現するにはやや不適切な気もします。たとえば、「今あなたといる時間は、ジェットコースターのカタカタと一番高いとこに恐る恐る迫っているあの感じだよね」「そうそう、明日の結果も怖いけど、ドキドキもするよね」人と今この一緒にいる瞬間をイメージで共有し、気持ちを通い合わせてくれたのは、言葉の力によるものではないでしょうか。後は、勇気をもって言葉を発することができるかです。

 

言葉を知る

言葉の勉強なんて、大人になったら必要ないなんて思っていましたが、決してそうではないように思えます。相手の気持ちとか今の気持ちをいろんな言葉によって具現化して、もっと人と時間を共有する瞬間・瞬間を大切にしたい。そう思うと自然と言葉を知りたくなります。私は、誰かといる時は、できるだけ当たり障りのない言葉で今の瞬間を切り取るのでなく、一緒にいる気持ちを相手の人とイメージできるように比喩なども使うようにしています。今では、人との会話はすごくスリリングのある格闘技のようなものだと思っています。刻々と変化する会話の流れを読んで、瞬間を言葉でスパッとつかみとる。日々のトレーニングが必要なことはもちろんですが、自分が紡ぎだす言葉によって相手と時間を共有できる喜びは何事にも変えがたいように思えます。

 

 

 

社会との繋がり方を教えてくれる

 

今の自分ができること

今の自分がどのように社会と繋がることができるかと考えるのはとても難しいです。私も社会に貢献したいなとか、どうやって社会と繋がるべきなのかと考えた経験もありますが、決め手がありませんでした。その決め手がないので、なかなか前に進むことができませんでした。ですが、自分の感想と理想を語り、記述することで今の自分ができることが見えてくることに気づきました。

 

社会に対しての感想

とは言っても、社会に対しての感想は範囲が大きすぎてなかなか捉えることができません。そこで、自分が所属していた組織や団体での感想を挙げていきます。感じたことや、不満や、自分の意見などを挙げてみましょう。そして、その組織や団体はもっと大きなものに所属しており、その大きな組織は社会となんらかのかたちでつながっているはずです。ですので、その列挙したものが、あなたの経験に基づいた社会に対する感想と言えるでしょう。たとえば、「学校現場で教師は生徒の力を伸ばすことを放棄していた」という社会の感想を抱いていたとしましょう。

 

理想の社会

次に、社会に対しての理想をイメージしてみましょう。もっとこういう世の中になったら良いなとか、こういう理想の社会で生きてみたいなとか。具体的な世の中のあり方を記述してみましょう。先ほどの例で言えば、「生徒が自分の力で能力を伸ばすことができる世の中を創り上げたい」などが挙げられます。学校現場に限界を感じているのであれば、独自の学習プログラムの開発、生涯学習、あるいはアプリの開発なども考えられるかもしれません。自分の理想の社会を創るためには、どんなものが必要でどういうことが必要か挙げてみましょう。自分ひとりではできないものもあるかもしれません。また、今すぐには実行できないかもしれない。ですが、それに向けて日々努力をし、その軌跡を毎日書き記していけば、社会と必ず繋がることができるのではないでしょうか。

 

言葉と向き合う

自分の言葉と向き合い、伝えたい言葉を紡ぎ出し、どれくらい本気で社会に向けてメッセージを発信したいのか。その熱量がモチベーションの源泉なのだと思います。本気で「今を生きよう」と自然と熱量が沸いてきて、社会を変革するために一歩一歩進むことができます。すべての営みは言葉が土台にあると実感している者は、不可能なことはないと前に進むことができる。私はそう信じております。

 

 

 

おわりに

自分の感情、情動、情熱を言葉にのせる努力をした者は、失敗や誤解を恐れず他者にぶつけた者は、毎日欠かすことなく言葉について考え悩み続けた者は、言葉を社会に繋げられると信じてきた者は、社会に繋がるため社会に貢献するため努力して者は、モチベーションを高く保ちながら前に進むことができると思っております。最終的には、どれだけ言葉を力を信じきれるのか、それによって言葉の力は小さくもなったり、大きくもなったりするのではないでしょうか。