元国語教師が「言語」と「英語」を考えるブログ

「言葉」との向き合い方、 英語学習、スペイン語、中国語、マーケティング・コミュニケーションについて考えていきます!

∞私が大切にした、外国語を学ぶ8つの態度∞ part3

 

 

動機付けをする

 

二つの動機

私の英語学習のエンジンとなっていたので動機付けです。この動機付けを自分で飼いならすことが英語学習の成功のポイントになると思います。まず、動機付けは「内発的動機」「外発的動機」に分類されています。

 

「内発的動機」は自らの欲求や興味・関心から来る欲求です。それ自体の行為に価値を見出すようなものです。一方で、「外発的動機」は報酬などから来る欲求です。実践しやすく短期的な効果もわかりやすいでしょう。この二つの欲求を上手に使いこなしていけば、エンジンがフル稼働しながら前に進むことができるはずです。

 

 

「内発的動機」

では具体的な「内発的動機」の方法をご紹介していきます。とは言っても皆さんはもうすでに実践していることかも知れません。最初のステップは自分が好きなこと、趣味や活動を挙げていきます。そして、その事柄に英語で触れて、英語を使ってその活動に参加していきます。その際に注意したいことは、その活動に対して「概ね楽しむことができているのか?」が大切だと思います。

 

これはどういうことでしょうか。例えば英語で小説を読んで、全く理解できなくて苦痛になってしまったら意味がありません。ここでは、元々小説を読むことが好きで、小説をもっと味わいたいとう動機を上手く活用できていません。多くの方々は、私も経験がありますが、背伸びをしたくて「いつか英語で小説を読めるようになるはずだ」と自分に言い聞かせてしまいます。

 

ですが、しばらくしたら「やっぱり楽しくないな」と感じてしまい止めてしまいます。ですので、楽しみが7割から8割ぐらいあったほうが良いと思います。2割ぐらい「理解できないな」「分からないな」ということであれば、もっと勉強すればもっと楽しくなりそうだという気持ちになると思います。「英語のドラマを見たら、楽しかった。もっと上達すればもっと楽しくなる気がする!」「英語のニュースを見たら、もっと世界の事を知りたくなった!」という気持ちになるのが理想でしょう。

 

では、そのためにはどうするのが適切でしょうか。やはり背伸びをしない。等身大の自分を受け入れて、「楽しめているかな?」と自問自答するべきだと思います。自分のレベルに合った趣味や活動を絶えず探し求めることがなにより大切だと思います。小説であれば、写真が挿入されたものや子供向けのものもあります。映画であれば、児童向けに作られたものも分かりやすいでしょう。英語カフェに参加するのであれば、ビジネスマン向けの時事問題のディスカッションはかなりハイレベルです。留学生と交流できる言語交換であれば自己紹介程度の英語で十分でしょう。

 

自分に正直になって、自分が楽しめた瞬間から「内発的動機」は力を発揮するのではないでしょうか。

 

 

「外発的動機」

ただ、常にそのような自分の英語学習のモチベーションを維持してくれるエンジンに出会う人は多くないかもしれません。趣味や自分の好きな活動が思い当たらない人もいるでしょう。お仕事が忙しくて、それどころではない人もたくさんいると思います。

 

ここで、「外発的動機」の出番です。何かの報酬のために自分を奮い立たせるイメージで良いでしょう。具体的には資格や検定試験の合格が外発的要因の一つではないでしょうか。例えば、TOEIC800点以上取ったら会社からお金がもられるとか。転職する際にアピールする材料になりそうだなど。

 

その際の注意点として、あまり結果にこだわらないことです。たとえ、TOEIC800点に届かなくてもがっかりしないことです。私はいつもこう考えるようにしています。「今回は目標の点数に届かなかった(合格できなかった)しかし、目標に向かって頑張った結果、~に対して理解が深まったとか~の能力が上がった。もしも、この検定やテストを受けなかったらこのような理解の深まりや、理解はあり得なかった。挑戦して良かった。次の「外発的動機」は何を選ぼうかな」とこのように考えます。

 

つまり、結果はどうでも良いのです。たしかに、目標に届かなかったことは悔しいが、そのプロセスで得たことはたくさんあります。英語学習者の方々の目標や夢はもっともっと大きなところにあるはずです。