元国語教師が「言語」と「英語」を考えるブログ

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リーディング基礎力編 (Cambridge English Readers シリーズ) 多読を楽しく継続

Cambridge English Readers シリーズとは

ケンブリッジ社が手がけた、レベル別小説シリーズです。一番の特徴はすべて書き下ろしのオリジナルです。レベル別小説は、ペンギンリーダーズやオックスフォードも有名かと思いますが、映画のリメイクや古典作品の改訂版がほとんどです。ですので、Cambridge English Readers シリーズは読み物として楽しめるのではないでしょうか。

 

レベルは、starterからlevel6までの7段階に分けられています。level6はC1レベルに相当するんで、かなり読みごたえがあります。私自身は、level5まではスラスラとよめるようになりましたが、level6は原書にかなり近いという印象をもちました。

 

多読の必要性

リーディング基礎力を付けるためには、やはり多読するしかないと思います。英語で文章を読む習慣が付けば、自ずと基礎体力は付きます。確かに、読む習慣を身につけるのは難しいです。

 

日本語の文章を毎日読む習慣を付けるのも難しいのに、英語の文章を毎日読むなんて無理ではないのだろうか。私も当初はそう考えていました。しかし、Cambridge English Readers シリーズに出会い、英文を読む喜びを味わうことができました。理由は主に三つありました。

 

 

自分のレベルに合った小説

一つ目は、6つのレベルから自分のレベルに合った小説を選ぶことができます。このレベルの精度は私の経験上とてつもなく厳格に設定されているように感じました。他のレベル別リーディング教材は語彙の範囲で区切られており、初級レベルとされていてもかなり読みづらかったりしました。難しい構文が入っていたり、文体がばらばらだったり。

 

Cambridge English Readersは元から、あるレベルをターゲットに書かれた読み物であるので、レベル1であれば中学レベルの文法の知識と語彙ですらすらと読めます。その経験がなによりも大切で、英語小説をすらすら読めたという自信と、楽しく読めたという喜びが、私はリーディングの基礎力の源泉だと思っています。

 

 

魅力的なストーリー

二つ目は、ジャンルの豊富さと、時間を忘れるほどに心を惹き付けるストーリーです。特に、レベル1や2の作品を読むと、こんな簡単な文法と語彙でよくもこんなに素晴らしい文章を書けるなと。

 

時には、登場人物に感情移入することもあり、文章は意匠をこらしたレトリックだけで決まるのでないと教えてくれます。サスペンス、推理、ロマンス、SF,ミステリー、コメディなどなど多種多様な小説を読むことができる。

 

 

イマジネーションの世界

三つ目は、余韻を残す著者のテクニックと空間と時間の移動による、英語のイマジネーション力の向上。Cambridge出版ということで著者の考えが中立的で、考えを押し付けない作品が多いと感じました。また、小説の終わり方も「この後はどうなるのだろう」「これはどういうことだろう」と読後もそのテーマについて考えてしまいます。

 

時には、冒頭に戻ってもう一度あらすじを追ってみたくなることも。さらに、小説の舞台は前半と後半で、時代が後戻りしたり、ふんだんにイマジネーションを働かさせる工夫がほどこされています。

 

 

最後に

Cambridge English Readers シリーズはstarterレベルから無理なく、英語小説の世界へ導いてくれます。やはり楽しいものは長く続けられると、つくづく感じます。

 

 Cambridge English Readers シリーズの作品を読んで、時間を忘れて作品に没頭することができたら、英語力がかなり上達しているでしょう。ぜひ皆さんにも、英語小説を読む楽しさを味わって欲しいと思います。